ラ・クーンII タイプディ(ベンチタイプ)

▲空気抵抗を考慮したラウンドフォルムを採用。足回りも強化済みだ。

キャブコンならではのサイズアップが居住性に効果あり
サイズ面で自由度の高いキャブコンは、軽自動車ベースであってもやはりスペースの余裕が魅力。それでいて全長は4m未満だから、機動性の高さも維持できている。行動的なユーザーに似合うキャンピングカーだ。ベンチシートから簡単に展開できるダイネットベッドは、横幅1400mm。脇にキッチンを備えつつも余裕があるのは、キャブコンゆえのメリットだ。サブバッテリーと走行充電、外部充電を搭載し、それ以上の各機能はオプションとなる。コストを優先したベーシックな作りの分、手頃といえよう。ラ・クーンIIはここで取り上げたモデルのほかに、マルチアクションシートを用いて対面４座ができるタイプも用意する。 用途に合わせてチョイスできるのは嬉しいポイントだ。
軽ベースとしては驚異的な広さを持つ。ベンチシートは3名分のシートベルトが備わる。
助手席もリクライニングシートのため、移動中の快適性が高まる。
運転席後ろのカーテンは標準装備。
バンクベッドは1800×1570mmの広さがあり、ファミリーでの利用にも対応する。
ベンチ下のパネルを展開して背もたれを置くだけでベッドに早変わり。
ルーフサイドと奥にも扉付き収納を備える。
シンクは給排水タンクを各10l備える。
ベンチシート下は大きな収納庫となり、サブバッテリーもここに収まる。
エントランスの脇にまとめられた電源スイッチ。
車両左後方のキッチン左側にAC100Vコンセントを配置。使い勝手を考えたレイアウトが取られている。
エントランス脇のシューズボックス。助手席をリクライニングしたい場合は、①の写真のように回転することで自由度を確保するアイデアが施されている。