グランドクロス GX350

▲全長は5m未満、幅は2mと少しなので、一般的なパーキングスペースに収まるサイズ。重さは牽引免許が不要な740kgとなっている。

就寝はもちろん遊び道具の積載も可能な多機能モデル
想像以上に広い室内は寝てよし載せてよしの設計。従来からあるタコスのトレーラー「ミミー」は、コンパクトサイズながら、ファミリーユースでも使えるキャンピングトレーラーだ。一方、ここで紹介する「グランドクラスGX350」は、積載性能を高めた多目的仕様のトレーラーだ。その最大の特徴は、ボディ後部に7対3で開閉する観音開きのドアを設けたことにある。折りたたみ式のシートを跳ね上げれば、この大きなドアを活用して左ページの写真のように自転車を積んだり、大きな荷物の積載も可能。荷物を固定するフックも付属する。折りたたみ式のシートは、横座りで、テーブルを挟んで対座できるようになっており、いわゆるダイネットとして機能する。その上、そのシートはそれぞれシングルベッドとしても活用可能だ。また、足元空間を十分に確保したキッチンスペースとマルチルームも備えるという、コンパクトボディながら想像以上の空間を持つ。使い方はオーナー次第と言えるだろう。
ボディ左サイドにエントランスがあるが、リアドアは観音開きで開閉するので、後方からのアクセスも可能だ。
室内の空気を入れ換えるベンチレーター。
給水、排水ともに20lのタンクを装備する。
室内の電装関係のスイッチは、シンクのサイドに取り付けられている。
家庭用エアコンはオプション設定。
棒3本で構成するパイプ棚。物を載せたり、フックを下げたりが可能。
テーブルを外し、シートを跳ね上げればラゲッジに変身。その上、各部にタイダウンフックを備えているので、自転車も載せられる。
バッグドアは7:3の割合で観音開きする。
フロントの常設2段ベッドやマルチルームへは、外からのアクセスが可能。
14インチのタイヤにアルミホイールを装着している。
着脱式の給湯器はオプション設定になる。
ショックソーバーを装着した足回りにより、しなやかな移動を可能にする。
フロント部に設置されるLPガスタンク。
防水加工が施されたマルチルームを装備。外からアクセスできるバゲッジドアも装備されている。
エントランスの正面は標準装備のシンクが備わる。調理台には延長可能なテーブルが備わっている。
フロントには常設2段ベッドが装備される。サイズは上下共に1900×650mm。ここのマットは取り外すことも可能だ。